紆余曲折があって、結局サ責は辞めないこととなった。サ責は退職を取り下げ会社に残る条件として、介護主任を「封じ込める」ことを要求し、施設長はその条件をのんだ。ワタシはそのコトを不服として、副主任をおりた。もともとサ責に不満があったし、ジブンが両天秤にかけられて負けたことも納得がいかなかった。そして。なによりも施設長の節操のなさに納得がいかなかった。
その2日後、施設内で虐待行為があった。夜勤中、ワタシが別フロアへいくと、ある利用者さん(認知症自立度Ⅳ)が車椅子に縛られ、真っ暗な居室にひとり放置されていた。そのとき、夜勤者(夜勤専従)は面談室に閉じこもって事務作業をしていた。腹を立てたワタシが施設長に「虐待として通報する」と電話すると、施設長はあわてて施設へやってきて、夜勤者を即時解雇した。もし彼女がそうしなかったら、ワタシはその場で職場を去っていた。
そのどちらの場面でも、ワタシは施設長を徹底的に吊るし上げた。いまはもうまともに会話できる状態でない。かつての特養派との抗争と同じことが、再演されている。この施設、いつまでいられるだろうか。
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